▲歩く記録 高麗山・湘南平・浅間山/大磯、神奈川県



ぼちぼちと歩きながら海もみたいねーということで、大磯駅からのんびりハイク。はじめて降りる大磯駅前はこじんまりしていて好印象。梅が咲く住宅街の細い道を歩きながら、「こんな家住みたい」「ここ空地だよ」と妄想を膨らませながらいくと、あっという間1時間もしないうちに気が付くと湘南平に到着。

テレビ塔や展望台もある広場へ上がると、いきなりの大展望が広がっている。まだ心の準備ができていないのに、大きくきらきらと光る海、どーんと富士山、遠くに丹沢の景色が。なんだか申し訳ないような、ありがたいような……ありがとう。


山道へ戻り浅間山、高麗山へと向かう。途中、地元の人であろうおじさんおばさん達と何度もすれ違う。きっと日々の散歩コースにこの道があるのだろうなぁ。そのくらい生活に身近にある小さな山だけれど、その気軽さがなんだかうらやましい。散歩道といってもそこには自然の木々とゴツゴツとした岩もある山道。赤い花が落ちているなと見上げると、大きな山椿が他の木に負けないほどの勢いで大きく佇んでいる。


目的地である高麗山で珈琲タイム。いつものように友人が珈琲を淹れてくれ、おやつを食べる。テーブルの椅子に腰かけながら辺りを見渡すと、木々の間から海の青さと雲の白さ、そして空の水色が層になっているのがよくわかる。海のある町っていいな。


帰りは高来神社(たかくじんじゃ)へ降り、JR大磯駅をめざす。途中、江戸時代から続く松並木が広がる旧東海道を歩く。宿場跡地や古い井戸などが点在し、史跡を残しながら町がつくられてきたのを感じる。時々、現れる古い洋館や建物、よくも悪くも個性ある住宅地がおもしろい。分譲住宅地に住んでいると、こうした町並みが無性に恋しくなる。


駅についた。出発からここまで3時間ほど。お腹と喉を潤しに、古民家を改装したお店へ入る。おいしいおばんざい定食とビールでお疲れ山。


JR大磯駅▶湘南平▶浅間山▶高麗山▶高来神社▶旧東海道▶JR大磯駅

山おやつ:ドリップ珈琲、酵母フルーツスティック

立ち寄りごはん:茶屋町カフェ


ところで、友人と「酒場放浪記」と「日本100低山」の吉田類さんの話題になった。あの人はすごい。山とお酒、これは切ってもきれないものだと思ってはいたけれど、改めて自分たちが歩む道はまちがってないねと2人で頷いた笑。




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