家作り ③建築家選び~中村好文さん~

家作りを決心する前から、こんな家に住みたいとイメージだけは膨らませていた。かれこれ何年になるだろう?? おそらく10年近くは経っているような…その中で、知らず知らずと眼にとまるようになった建築家の人たちが以下の方々。・中村好文さん・小井田康和さん・手嶋保さん特に、中村さんに至ってはさまざまな著書を読みあさり、建築はもとよりその人柄や建築以外のものの考え方にもすっかり惚れ込んでました。「自分の身の丈にあった住宅」「ジーンズのように、年月が経てばたつほど味わいが増す住宅」「普通の住宅」こんな文章にも、ものすごく共感。「普通」の住宅、この「普通」というのがとても難しいと思う。奇をてらったデザインではなく、普通であり、それでいて細部(階段手すりやドアのぶ、床)に至るまで愛でたくなるような住宅。もし設計依頼するならまずは中村さんへ!と決心していた。でも、いざ連絡をとろうとするとあまりに著名で人気住宅建築家なだけにかなりドキドキ。しかし、当たって砕けろの精神で事務所にお邪魔しました。
結果からいうと、やはりスケジュールが詰まりにつまっているため、私たちの希望入居日にはとても間に合わないとのことで断念することに。事務所の佇まいは雑居ビル?を思わせる1室。でも一歩中へ入ると中村ワールドが広がってました。自作のキッチン、椅子、子供椅子、ダイニングテーブル…どれも本で見ていたものばかり。そして、ご本人は想像していた通り(いや、それ以上に)素敵でかっこよかった。全体的にはとてもソフトで穏やかな印象なのに、思ったことははっきりと言う姿勢。その中でも、建築やモノ作りのことを語る時に見せるキラキラとした眼差し…素敵だ。今回、中村さんには依頼することができなかったけれどもメールのやり取りひとつとっても、おごることなくとても丁寧で気さくな方で益々ファンになった。やはり大器を成す人というのは、すごいなぁ。今回の学びです。次は手嶋保さんについて。

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