気になる建築家の一人でもある手嶋さんの事務所に行ってきました。場所は文京区春日。こんなことがない限り、あまり訪れないエリアです。駅からもちょっと歩くところにその事務所はありました。そこはあの川口隊長が建てたという今やヴィンテージマンションの代名詞「川口アパートメント」の1室。入り口からして期待が膨らみます。そして、手嶋さんの第一印象。「男」という感じです。後で聞いたら九州男児とのこと。妙に納得。1時間ちょっとばかり家について話しました。手嶋さんの住宅は、その土地の持つ力や風土などを最大限生かすこと。そして、本物の材料を使い、年月が経っても良い味わいが増すこと。私からみると、何か修道院的な無駄なものは一切省いた潔よさを感じておりそこに惹かれました。ご本人も無駄な話はあまりするタイプではなく、まさにご本人そのものな住宅。主人と二人、何か信頼できそうな感じで良かったねと事務所を後にしました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・その後も、手嶋さんの造った住宅を見学したり、メールのやり取りを続けました。しかし、土地がほぼ確定するに近づくにつれ、予算が合わないことが発覚。土地にかけるお金が当初よりかなりオーバーしてしまったこともあり、あえなく手嶋さんに依頼することは諦めることとなりました…。しっかりとしたポリシーがある方だけに、予算を削ることも難しそう。しかし、土地に関しては「この土地だ!」と決めていたので、これもご縁がなかったということなのかな。そして、小井田さんの事務所へ伺うことに。(つづく)
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