予定していた昼間の花仕事がなくなったので、行ってみたかったお店に行ってきました。一つ目は、かなり前から気になっていた浅草のパン屋さん「粉花」。場所は浅草寺の裏手にあります。浅草育ちの姉妹お二人でお店をきりもりしていて、お店自体もとても小さくてかわいらしい雰囲気。小さな木製の古い陳列棚に、少しのパンが並んでます。店の奥には小さなカフェスペースもあり(現在はお休み中)。パンは自家製レーズン酵母を使ったもの。その他の材料は国産のもの、オーガニックのものなどを使用しています。スコーンをはじめとした焼き菓子も販売していて、これがまた焼き菓子好きにはたまらない外観と品揃え。アンティークの家具や古い棚、天然酵母のパンに、焼きがしっかりとした焼き菓子。そして、小さなカフェスペース…そのどれもが私の好きなものにあふれていて、一度行ってみたかったのです。
カンパーニュ、ベーグル、プレーンスコーン
カンパーニュ、ベーグルはしっとりとした重みがあり、噛むほどに粉の味わい。スコーンはざっくり、どっしり、かなりしっかりとした焼き目で外側はカリカリ。優しいバターの香りもし、全粒粉入りで好みです。しばらくバターの入ったスコーンを焼いていなかったけれど、やはりバター入りはおいしい~。このくらいしっかりと焼くとまた違ったおいしさがあるなぁと発見。他にはアップルパイなどもありました。…でも我慢。しかし、ちょうど1週間ほどまえに粉花のお菓子本が発売されてました~
うれしい!即購入。しばらくはこの本をみて、いろいろ作ってみようと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そして、2軒目は三軒茶屋にあるカフェ「ムーンファクトリーコーヒー」。こちらは今、自宅を設計してもらってる方から教えてもらったお店です。荒くセメントを塗った壁や、古材の床などの雰囲気も味があるとのこと、そして何よりコーヒーが本当においしかったとのこと。これは早々に行きたいと思っていました。
三茶キャロットタワーにほど近い路地裏に、これまたお店??と疑われるくらいな外観。古いビルの2階にあります。ドア脇にある植物や古いドアなどいい感じ。店内は中央にオープンな厨房があり、そこで女店主さんがじっくりとコーヒーを入れてくれます。薄暗い照明に、アンティークの家具、椅子はイギリスのアーコールチェアがいろいろありました。ブレンドコーヒーとチーズケーキを注文。ちなみにメニューはかなり少ないです。やはりコーヒーメインのお店ですね。ケーキはチーズケーキとチョコレートケーキのみ。食事系はピザトーストのみ!しかし、コーヒーかなりおいしかったです。苦みとコクのきいたどっしりとしたもので、それに濃いチーズケーキが合う。豆は北海道の「豆灯」さんから週に2回送ってもらっているそう。今日は豆が足りないとのことで販売はしてませんでしたが、普段は販売もしているとのこと。入れ方もかなり重要なのかもしれないけれど、「豆灯」さんの豆、我が家でも購入してみることにします。店内には古書がたくさん置かれています。その中で今回目にしたのが、「料理全書 主婦の友社」。1964年発行。パーティーメニューから、魚のさばき方、肉の部位の説明、料理道具の説明などなどかなり盛りだくさんの内容。その中でもおもしろかったのが、パーティーメニュー(銀婚式のメニュー、こどもの日のメニュー、などいろいろ)のレシピの最後に必ず”すすめ方”がのっていること。よく読むとおもしろい。おいしいコーヒーに出会えたこと、そしてお店の雰囲気作りがとても参考になりました。それにしても、パン屋にカフェ巡り…強行突破しましたが、かなり自分の知りたい見たい欲求が満たされた1日でした。エネルギー充電。
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