「天のしずく~辰巳芳子”いのちのスープ”~」 を観て。

昨日、かねてから観たいと思っていたドキュメンタリー映画「天のしずく~辰巳芳子”いのちのスープ”~」を観てきました。辰巳芳子さんの手から繰り広げられる丁寧な仕事ぶり、美しく、色彩豊かな映像、そして、映画全体からあふれ出ている穏やかで静かな空気感など、そのすべてが、見終わった後にすがすがしい豊かな気持ちにさせてくれました。見ながら、感じたこと。「食べものの用意はいのちへの祝福」ということばから、例え手間がかかり面倒であっても、子ども達には料理をすることその過程を日々、見せていきたい。人は自然とともに生きている、土とともに暮らしているということを実感できるように、心がけて暮らしていきたい。病床にふしている方たちがこの”いのちのスープ”を口にすると、ふわっと笑みがこぼれます。一杯のスープがこれほどまでに人の気持ちを和らげる力があることに驚く。もし、自分の大切な人がそのような状況になった時に、今の自分ができることは何なのか、とても考えさせられました。「ていねいにつくることはていねいに生きることにつながる」ということばから、あまり難しく考えずに、億劫がらずにていねいに生きていきたい。その姿勢を大切にしてきたいと思う。改めて、ことばとして感じたことを表現することは難しいのですが、目で、耳で、匂いで(まるで香りが漂ってくるかのように)自分がもつ五感すべてに訴えかけてくるような映画でした。これからの日常で、家事に育児に、仕事に、と少し凹んでしまいそうな時などにも、ふと思い出していきたい記憶にしっかりと残る映像を観れたことに感謝!

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