3月も過ぎ草木の蕾がぷっくりと膨らみ、春の息吹を日ごとに感じる頃、ふと足元を見ると、そこにはふわふわとした綿毛をまとった柔らかな若葉を見かけることが多くなります。今も昔も道端や河原の土手に自生している「ヨモギ」です。
いかにも柔らかそうな若葉を指でこすると、あの清々しく青臭い香りと共に、小さい頃に母親と夢中で摘み草もちにした記憶が蘇ってきます。独特の香りを嗅ぐと不思議と気持ちが落ち着き、身体全身で「春」を味わっている感覚になります。
▼ヨモギに限らず、春先に野山を歩いていると足元に広がる小さな春のエネルギーに、ついつい足を止めて見入ってしまう。ヨモギ、つくし、オオイヌノフグリ……
「ヨモギ」は、キク科のヨモギ属の多年草で、その栄養価も高いことから東洋医学でも生薬として認められ、昔から病を治す植物として利用されてきました。3月から5月は、草もちの原料となる柔らかな若芽が出る時期であり、私たちの暮らしの中で最も身近にある薬草のひとつかもしれません。
そんな身近な春の「薬草」であるヨモギですが、今の住環境では気軽にヨモギを摘むことが難しいのが現実……。そこで、生のヨモギを取り寄せてみなさんと一緒にヨモギペーストを作り、それを用いて「草もち」を作りたいと思います。葉を取り除く作業中も生葉ならではの香りが広がり、また旬のヨモギをペースト状で保存することで、お団子やお菓子、パン、パスタソースなどへの利用方法がぐっと増えるはず!
5月上旬が旬を封じ込めるギリギリの季節。春の野草をしっかりと味わいましょう。
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グレンタ/くらし部no.31「ヨモギを味わう」
皆さんで生のヨモギからペーストを作り、ペーストを利用した草もちを作ります。草もちとペーストを利用した品の軽食をご用意します。ペーストのお持ち帰りあり。
場所: グレンタ 横浜市青葉区美しが丘西
(はじめての方はお申し込み後に詳しいアクセスをお知らせいたします)
日時: 2023年5月10日(水) 10:30-13:00
定員: 6名
受講費: 4000円(ワークショップ代、軽食付き、ペーストお土産あり)
持ちもの: エプロン、筆記用具
お申込み:公式LINE、メール(glantaaoba@gmail.com)、DM
<新型コロナ感染対策について>
・お越しになる前に、ご自宅で検温をお願いいたします。体調の悪い方、37.5度以上の熱がある方は当日キャンセルをお受けしますので、ご来場はお控えください。
・作業中は、必ずマスクの着用をお願いいたします。
・入り口に、消毒液を用意しておりますので、入店の際にご利用ください。
みな様のご協力とご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
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